上部消化管内視鏡検査の方法
当院では、2つの方法から上部消化管内視鏡検査を選択することができます。

- 鼻から細いファイバーを挿入して行う 経鼻内視鏡
- 麻酔法で眠っている間に行う方法
(経口内視鏡で行いますが、経鼻内視鏡で行うこともあります) - 元来の口から行う 経口内視鏡
経鼻内視鏡の特徴
- 苦痛が少ない
- 内視鏡は、鼻にスムーズに挿入できる、約5㎜の細さです。検査中の苦痛が少ないため、強い麻酔の必要もありません。
- 吐き気が起きにくい
- 内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどに触れることもないので、不快感吐き気をほとんど感じずに検査をうけることができます。
- 会話ができる
- 検査中も会話が可能です。質問をしたいとき、気分を告げたいときなど、医師と自由にお話しできるので安心です。

検査の流れ
- 検査の説明と同意(インフォームド・コンセント)
内視鏡検査の前に、医師から下記の説明があります。
医師から説明を受けて十分に了解されましたら、その検査に対する同意の意志を医師にお伝えください。この際に同意書に署名していただいております。患者さんご本人が署名できない場合には、責任のある代理の方に署名していただくことになります。≪医師からの説明内容≫
・どのような病気を疑い、なぜ内視鏡検査が必要か
・どのような方法で検査を行うのか、また他の検査と比べどう違うのか
・検査の危険性、および注意事項
・検査の結果、および経過等について
- 事前検査
検査を安全に行うために、全身状態の把握や感染症の有無について、採血、尿検査、心電図検査などを行う場合があります。
- 前処置
- 検査前日の夕食は、午後9時までに軽くとります。それ以降の飲食は控えてください。水などの水分摂取は構いません。
- 検査当日の食事(牛乳、ジュース、お茶なども)は控えてください。水のみは結構です。
(降圧剤などの内服薬に関しては、事前に医師に相談ください。) - 当日の服装は身体を締め付けるものは避けてください。
(和服、腹巻、ボディスーツ、ガードルなど) - お薬として脳梗塞、心疾患予防のため、血液をさらさらにする薬(抗凝固剤など)をあらかじめ検査前休薬していただくことがあります。医師とご相談ください。
- 検査当日の準備
経口内視鏡
- 胃をきれいにする白い液体を内服します。
- スプレーでのどに麻酔を行います。
- 胃の運動を止める薬(抗コリン剤など)を注射します。(行わないこともあります)
- 検査室に移動したら、検査台の上で、左側を下にして横向きに寝ます。
- マウスピースをくわえます。
- 内視鏡が口より挿入され、検査が始まります。
- 肩・首・のどの力を抜いてください。
唾液は呑み込まずに口から外に出してください。
げっぷはなるべく我慢してください。通常検査は10分~15分前後で終了します。
経鼻内視鏡
- 胃をきれいにする白い液体を内服します。
- 鼻の通過をよくする薬を鼻に噴霧します。
- 麻酔のゼリーを鼻から入れて飲み込みます。のどにも麻酔がかかります。
- スティックを使用し、鼻腔の麻酔を行います。
- 胃の運動を止める薬(抗コリン剤など)を注射します。(行わないこともあります)
- 検査室に移動したら、検査台の上で、左側を下にして横向きに寝ます。
- 内視鏡が鼻より挿入され、検査が始まります。
- 肩・首・のどの力を抜いてください。
唾液は呑み込まずに口から外に出してください。
げっぷはなるべく我慢してください。通常検査は10分~15分前後で終了します。
- 検査後の行動、注意事項
- 麻酔法で内視鏡を行った場合は、車の運転は避けてください。
- 飲水、食事は検査終了後、指示をだしますので、その時間までは摂取をしないでください。
- 組織をとった方は、刺激のある食事、飲酒、コーヒーなどは2~3日間なるべく避けてください。
- 色素内視鏡検査(インジゴカルミンなど)を受けた方は、便が青くなることがありますが心配いりません。
- 当日の激しい運動はおやめください。またお風呂も長風呂を避け、シャワー程度がよいでしょう。
- 吐き気、腹痛、タール便(黒い便)が生じた場合には、当院に至急連絡してください。